【紅葉と雪のグラデーション】立山黒部アルペンルート旅行記
どうも!
本日は2020年10月末に紅葉の立山黒部アルペンルートを旅行した様子をお届けいたします。
そもそも…
立山黒部アルペンルートって何ぞや???
という方のために説明すると、
立山黒部アルペンルート(たてやまくろべアルペンルート)は、富山県中新川郡立山町の立山駅(立山黒部貫光)と、長野県大町市の扇沢駅(関電トンネル電気バス)とを結ぶ交通路で、総延長37.2km[1]、世界有数の大規模な山岳観光ルートである。1971年(昭和46年)6月1日全通。(Wikipediaより)
以下の写真のように、富山から長野を結ぶ山岳観光ルートで、途中に黒部ダム(プロジェクトXや黒部の太陽で有名ですね!!)や立山連峰を眺める室堂(なんと標高2450m、富士山の五合目よりも高い)を有する大自然の観光できるルートなんです。
しかも、
自然保護のためにマイカーでは入れない!!
のがポイントで、ロープウェイやケーブルカー、バス等を乗り継いで都会の日常を離れて大自然を観光できちゃいます。(その分乗り物代がぼったくり気味)
そんな立山黒部アルペンルートの10月下旬の様子をレポートいたします~
前日に富山駅から立山駅まで電車で移動、ケーブルカーの出発する立山駅の近くにある「グリーンビュー立山」に宿泊していたので朝は立山駅からの出発です。
前日の宿泊記はこちら。
チケットはあらかじめオンラインで購入(¥8430、立山→扇平通り抜け)していました。立山駅からのケーブルカーのみ時間指定して購入する形になります。駅のチケット売り場でQRコードを見せて交換。
わずか7分ですが、高低差500mの急こう配をケーブルカーで登っていきます!
(※TIPS1)ちなみに繁忙期だとこのケーブルカーが激混み(乗れる人数の関係上仕方がない)ため、時間指定で切符を買うor早めの到着必須です。
・立山高原バス(美女平9:00→弥陀ヶ原9:30)
このバスが素晴らしい! (ボキャ貧)
マイカーの走れない道をゆっくりと走っていきます。標高が上がっていくにつれて、紅葉の見えるゾーンから次第に雪の積もるゾーンへと移っていくグラデーションが楽しめます。ちなみにバスは2種類あり、室堂直行、途中の弥陀ヶ原などに停車するバスの2種類があって並ぶ列が分かれているためご注意を。
本当は弥陀ヶ原を散策するつもりだったものの、10月下旬ですでに積雪が15cmほど…
自分たちと同様に何人かおりている人もいましたが、湿原の広がっている遊歩道の方に行くことはできず、みなさん周辺をぶらぶらしているだけでした(笑)
・立山高原バス(弥陀ヶ原10:10→室堂10:30)
さて、再びバスに乗って室堂を目指します。
到着した室堂は…
このとおり雪の中です(笑)
太陽の反射でめちゃくちゃまぶしい!!
(※TIPS2)10月中旬以降は雪が積もっているため、滑りにくい靴はもちろん、サングラス!必須です!!
(※TIPS3)とはいえ最低限歩き回る道は踏み固められているので、写真を撮って満足…という方はスニーカーくらいで十分かと思います。
立山連峰を眺めながら、みくりが池という綺麗な池の周りを散策しました。30分くらい散策すれば十分かな。
ちなみに少し足を伸ばすと、みくりが池温泉という日本一高所(!)の天然温泉があります。私はスニーカーで行っていたのでそこまで足を伸ばす勇気がわかず…
・立山トンネルトロリーバス(室堂11:45→大観峰11:55)
土産物をほどほどに見て先を急ぎます!
ついに標高が下がる方向になるこのパート、エメラルドグリーンに輝く黒部湖と紅葉の美しい対比を眺めることができます。
・黒部ケーブルカー(黒部平12:40→黒部湖12:45)
本日2度目のケーブルカーに乗って、やっと黒部ダムの周辺に到着。
ここでnabeは13:00発の黒部湖遊覧船、ガルべ号の出発時間が近いことに気づき、約5分ほど歩かないといけない乗り場までダッシュ!!
ガルべ号(¥1100、30分)の支払いにはgo toトラベルの地域共通クーポンを利用させていただきました~
(※TIPS4)遊覧船乗り場は黒部湖駅側(富山側)にあってやや歩いていくため、ダム自体を散策する前に乗ってしまうのがおすすめです。
遊覧船からは先ほど見えていた湖面の目線から、両サイドの美しい山々を楽しむことができます。
そして、、
黒部ダムといえば、、、
ダムカレー!!(¥1100)
小さいヒレカツが2個乗っている、グリーンカレーです。スパイスが効いていてやや辛口だけど美味!!寒い中歩いていた体が温まります。
(※TIPS5) 食堂の食券売り場等があるレストハウス2階はめちゃくちゃ混みます。3階がフリー休憩スペースになっていて、混雑時は3階を使用しても良いみたいなので広々している3階を使うのがおすすめ!!
その後はダムの周囲を歩いたり、階段を上ってフォトスポットを楽しむなど、黒部ダム周囲を満喫しました。。
残念だったのはコロナの影響でダムカードの配布が中止されていること。せっかくならもらいたかったなあ…
(※TIPS6)売店で売っているご当地サイダーのハサイダー(¥200)がめちゃくちゃ好みでした。甘さ控えめでごくごく行ける味です。
ついにアルペンルートの最終ランナー、関電トンネルバスに乗って長野側の入り口、扇沢へと向かいます。
トンネルを掘るときに大量の水が噴出したといわれる破砕帯(はさいたい)の部分を通過します。青色にライトアップされていて印象的な光景。
扇沢からはJR信濃大町駅行きのバス、長野駅まで直通のバス、新宿駅まで直通のバスなどが出発しているため、帰り道の方向に合わせて乗るバスを調べておいた方が良いでしょう。
ちなみに私は信濃大町駅行のバスを途中の大町温泉郷というところで途中下車して薬師の湯という日帰り温泉に立ち寄りました。バス停から3分も歩けば着くという素晴らしい立地です。
立山黒部を回って実感しましたが、都会の生活に疲れた、大自然を感じたい!という人にはかなりおすすめの場所です!
雪もなく散策が十分できる夏に加えて、高山のため9月~紅葉を楽しむことができ、5月に全線開通したときには道の両脇に雪の壁がそびえたつ「雪の大谷」を楽しむことができます!次はいつ行けるかなあ…